いつもの

彼氏の家に遊びに行った日のこと。

大学院生の彼氏は、PCで明日提出だというレジュメ作成、
私はいつものようにひとり遊び。

そしたら彼氏が、
『あすみ、今からオレがやってる研究を見せてやる』
と言い出して、
私にPC画面上の何種類かのデータを見せ、
『このグラフは6月のデータの統計で、こっちの図のベクトルの数を表して・・・』
と、研究内容についていろいろ説明し出してきた。
それも手元の紙に図まで描きながら丁寧に。

私は、最初は理解しようと一生懸命聞いてたけど、
内容がもうその分野の専門用語ばっかりで
この人何言ってるんだくらいの勢いだったので、
最後のほうはとりあえず一生懸命聞いてるフリ。
（鼻からちょうちんが出てるイメージ）

こんなやる気のない聴衆相手にも関わらず、
それでも説明を続ける彼氏。

『ここの数値が、今のこの仮説で行くと
1ヶ月のうちに3，4回出なきゃいけないんだけど、
平坦な数値ばかりで実際出てないだろ？
そこでどうしてか考えると、今度は地形の問題が出てきて、
ここの地形にはAとBの2つの地形が存在していて・・・』

ぐうぐう。

『・・・で、AとBによる影響だと仮定して、こうデータをまとめて、
そこでまた比較すれば・・・・、おお、そうか、わかった！
なるほど、そうすればいいのか。

よし、ご飯食べに行こう！』

あ？

私に研究内容を説明してくれているのかと思ったら、
どうやらちょっと研究に行き詰っていたらしく、
誰かに説明しながら自身で内容を整理したかったらしい。
や、わかってはいましたけれども。

おかげで（本人の中では）研究にひと段落ついたみたいなので、
それから外にご飯を食べに行きました。

何だか、いいように振り回されてる気分だ・・・。

そんな彼氏だけど、明後日で付き合い始めてようやく1年。
最初のうちは、正直、1年続くとは思わなかった。

まだ1年目なのもあるかもしれないけど、
私は彼に対して、情ではなく、確実に愛がある、気がします。
・・・まあ相手はどうだかわかりませんが（卑屈）。

もうちょっと、飽きるまで一緒にいたいなあ。

まあそんなこんなでした。